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陽和病院について

ご挨拶

院長 牛尾 敬

院長 牛尾 敬

陽和病院は1958年練馬区大泉町の地に精神科病院として172床の規模で開設されました。当時は全国で精神科病床が増え続けた時代であり、当院も1983年には570床にまで病床が拡大しました。その後全国的に精神科病床数が過剰となり、 一方で入院に 偏った治療の後進性を諸外国から指摘されるという事情もありました。こうした流れの中で国も入院治療中心から地域生活中心へという方針を示し、精神保健医療体系の再構築、地域生活支援、精神医療の質の向上、普及啓発活動の実施などをうたっております。

当院では、早くから病院の開放化、長期在院患者さんの退院の促進などをすすめておりましたが、1990年から森山公夫院長が就任し、「柔らかい治療主義」・「新治療共同体」を提唱され、こうした理念に基づいて病棟が運営され地域医療の拠点となって参りました。1996年にはグループホーム「サンホーム」を開設し、また精神病床を削減して介護老人保健施設や訪問看護ステーションを併設しております。一方、精神科救急医療を含む急性期治療も取り組むべき重要な課題と考え、いわゆるスーパー救急病棟や急性期治療病棟などを整備し、迅速で適切な急性期・救急対応を心がけております。

また、社会構造の変化にともなって増えるストレスは心の不調和の原因となりますし、高齢化がすすむことによって認知機能に支障を来す方々も増えて参ります。われわれは、地域で暮らすこれらの方々にタイムリーで適切な支援が出来ることが必要だと考えます。当院のグループは地域の諸機関とも連携し、早期に相談でき医療へと結び付けられる体制を整え、そして何より再び地域で生活できることをめざしていきます。こうした活動を通じて当院が社会に貢献できればと考えております。

医療法人社団翠会 練馬地区理念

永続する良心

あなたやご家族が、病に悩み、障がいにつまずき、
老いや死に向かいあったとき、私たちは、人間どうしの共感をもって
真摯に対話を重ね、地域の人たちともにあらゆる知恵とケアを尽くして、
一緒に困難を乗り越えていきたいと考えています。

治療方針

私たちは、常に病める人の立場に立ち、
地域と連携しながら医療の実践に努め、
社会に貢献できる病院を目指します。

陽和病院は、病める人の立場に立ち、個人の人権を尊重して医療を実践します。

陽和病院は、説明と同意に基づき、良質かつ最善の医療を提供します。

陽和病院は、適切な危機管理に努め、安全な医療を提供します。

陽和病院は、だれにも人間的な暖かさをもって接し、快適な医療環境を提供します。

陽和病院は、保険・医療・福祉ネットワークに積極的に参画して、地域の期待に応えます。

陽和病院は、病院の使命を支える職員を大切にします。

陽和病院は、健全な経営に努めるとともに、その成果を社会に還元することにより、地域から信頼される病院を目指します。

概要

陽和病院は、医療法人社団翠会練馬地区の基幹となる病院です。
5つの病棟で編成されています。

東3病棟(54床)
精神科一般病棟
回復に長期間を要する慢性期の患者さまや退院について課題を多く持った患者さまに対し、病状や生活能力に合わせた援助を行っています。
北1病棟(50床)
特殊疾患病棟
老年期にあり、長期間の継続した精神科入院治療や療養が必要な患者さまの治療、看護を提供しています。日常生活全般の援助、身体合併症の対応も行っています。
北2病棟(48床)
精神科救急急性期病棟
隔離室を含む個室が半数を占める精神科救急の病棟です。地域で生活していく生活者の視点を持ちながら、短期(3ヵ月以内)の入院期間で病状の改善を図っていきます
北3病棟(48床)
精神科救急急性期病棟
隔離室を含む個室が半数を占める精神科救急の病棟です。地域で生活していく生活者の視点を持ちながら、短期(3ヵ月以内)の入院期間で病状の改善を図っていきます
南1病棟(60床)
精神科急性期治療病棟
認知症による顕著な行動障害や精神症状(BPSD)、高齢者精神障害への対応を行います。チーム医療による治療とケア、日常生活への援助を行います。

沿革

陽和病院は、精神科単科病院として、1958年に172床で開設されました。
その後精神科治療の諸機能を整備し、増床していきました。
1980年代には病いを抱える方々といかに出会い、そして“開かれたつながり”を持ちうるかを、自らにまた地域に問いました。そして閉鎖病棟を初めとして構造改革を行い、地域からも多くの支援を得て、退院を促進しました。これらの理念と実践姿勢は、今も陽和病院の底流を形作っています。
1990年に就任した森山公夫院長は急性期の患者様を対象とした病棟の設置に取り組みました。同時に自然治癒力と、人と人のつながりに依拠する治療「柔らかい治療主義」を提唱し、今日の陽和病院の基盤を構築しました。そしてグループホーム、老人保健施設、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターやヘルパーステーションなどの諸事業を展開していきました。
2003年には石神井公園駅前にサテライトクリニックを開設し、地域の多様なニーズへの対応を図りました。
2010年からは今田寛睦院長の下で、精神科救急医療、精神科リハビリと社会参加、高齢者や認知症医療、地域精神医療などの統合と強化を目指して来ました。ご利用者が過ごしやすい環境を提供するため、2011年に北館を完成させています。
2013年からは分島徹院長の下で、休日夜間の入院受け入れを積極的に行うなど、地域のニーズに応える取り組みを進めました。また、第2期建替え工事に着手し、2018年2月には、認知症・高齢者対応病棟が入る新南館が竣工されました。
現在は、牛尾敬院長の下、アウトリーチを積極的に展開、物忘れ外来など、地域とのつながり強化を目指しています。2022年10月より「おとなの発達障害専門外来」を開設し、発達障害支援プログラムも開催しております。
今後も地域の皆様のお役に立てる医療機関を目指していきます。

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